臨床における治療例・医学関連情報

ケイ素の精神医学への応用

2018/05/06

ケイ素はほとんどの臓器、例えば血管や骨の形を保つ主要構成成分である事、ケイ素が結晶化したものが水晶ですが、これは全く酸化変性しないものである事。さらには体の中で新たな細胞ができる時に、ケイ素は元々体内にある万能幹細胞を刺激する可能性があるのではないかといった事など、多彩な作用があり大きな可能性があるといえます。

酵素を使った治療例によれば、食事の重要性は常に訴えられています。野菜を摂る重要性、特に食物繊維は大切な成分です。食物繊維の構成部分はやはりケイ素です。こうした事からも、ケイ素は腸管に対しても良い働きがあるといわれています。

●自閉症の子どもへの治療 -体内の有害金属を排出させる-
自閉症の子どもは、鉛や水銀等有害な金属の蓄積がとても多いといわれています。そして腸の弱い子が多いという統計もあります。

現在では積極的に重金属を排出させる治療を行っています。脳の機能改善にはこれらのデトックスは極めて大切な事です。そのためには、キレート剤で排出させる方法がありますが、腸内環境が十分整備されていないと、かえって毒素排出に伴い症状が悪化する事があります。
一方、水溶性ケイ素ははじめから使用する事が可能です。ケイ素はマイナスに帯電していて、有毒金属を吸着して排出させる働きがあります。

副作用がないので、子どもにも安全に使えるのです。またケイ素は神経細胞の構成物質になるので、脳の神経細胞を再生させるためにも有効と考えられています。

●多動でコミュニケーションがとれない9歳の自閉症児。実際の症例
9歳の自閉症の男児。知的な遅れはありませんでしたが、多動で集団行動がとれない、同世代の子どもとコミュニケーションがとれない、授業中座っていられないといった問題を抱えていました。
毛髪検査をしたところ、水銀とヒ素が多く検出されました。代謝に関連する遺伝子検査を行ったところ、多動や依存に関わるドーパミンが遷延しやすく、幸福ホルモンといわれるセロトニンの作用が不足していてこだわりや不安感を助長している事が分かりました。

共感ホルモンといわれるオキシトシンの作用不足が共感や感情移入の難しさにつながっているという結果になりました。

また、卵や乳製品、小麦にも腸管レベルでのアレルギーがある事が分かりました。
問題行動への対策として、不足しているセロトニンの前駆体である5HTPや、脳の栄養としてオメガ3を飲用。これらを始めてしばらくは、落ち着きが多少出てきて学校行事に参加出来るようになり、便通の改善も見られましたが、日常の行動や性向には変化がありませんでした。友人関係も困難なままでした。

次に重金属を排出させるために水溶性ケイ素を1日10mlずつの服用を開始したところ、徐々に水銀が減少してきました。その後も継続しています。協調性を高める事を目的にオキシトシンも開始しました。

それから1年後、落ち着きが出て、授業中はずっと座っていられるようになりました。勉強にも意欲が出てきて漢検に合格し、人前で発表も出来るようになりました。また対人関係がある程度うまくいって、友人が家に遊びに来るようになり、自閉症の子が非常に苦手とする「予定の変更」にも動揺しなくなりました。

(引用文献:日本珪素医療研究会編・監修「医師が臨床する珪素の力」)

注)オキシトシン(Oxytocin,OXT)とは9個のアミノ酸から成るペプチドホルモン。「幸せホルモン」・「愛情ホルモン」と呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。